最終更新日:2023.4.7
日本人の約30%の人が不眠に悩まされ、そのうちの10%の人は「睡眠薬」を使わないと、眠れないといった睡眠障害を抱えた人がいるのだそうです。そして、睡眠薬を使っている人の多くが、できれば睡眠薬を使わずに自然に眠れるようになりたいと思っているようです。
眠りに入りやすくするためには無音の状態よりも、わずかな音があったほうが良いとされています。このわずかな音は、どんな音でも良いというわけではありません。高音よりも低音で尚且つ不規則な音が望ましいのだそうです。
そこで、筆者の睡眠導入の方法をご紹介してみようと思います。それは、朗読を聞きながら眠るという方法です。それも、怪談朗読を聞くこと。これが不思議と朝までグッスリと眠れます。
目次
【136怪談】睡眠薬なしで自然に眠れる不思議な怪談朗読
136さん(イサム /IsAM)普通のサラリーマン、趣味で怪談を語り、日本で大人気な怪談朗読師である。2005年11月21日から、ゲーム実況/怪談朗読を主にネット配信開始、今は2015年開設されたYoutubeチャンネル「怖い話 怪談 朗読」に移籍する。
チャンネル登録者数10.1万人、総再生回数113,995,644回、総朗読話数6500話以上。その影響で怪談創作を始めた作者も沢山と言われる。
声の大きさ、呼吸感などを念入りに調整し、耳に変なストレスをかけないように気を尽くす、より自然に穏やかなテンポでお話を読んでる。
● 引用元:wikipedia/136さん
怪談朗読と言えば一般的には稲川淳二氏が超有名ですが、youtubeの世界では「136(イサム)」さんが第一人者かもしれません。136さんの怪談朗読は怖い話がメインであるのに、これが不思議とグッスリと寝ることができるのです。
136さんの怪談朗読は、そのテンポと耳障りの良い声質が作業用として人気が高まり、怪談朗読では驚異の総再生回数113,995,644回以上の人気チャンネルへと成長しています。
また、136さんのチャンネルでは月に2、3回の生配信での朗読がありますが、この生配信時に睡眠薬不要の睡眠導入効果があるとチャンネル内で話題となります。リスナーさん曰く、136さんの声を聞いた人の脳波にはアルファ波が出るのだそうです。
このアルファ波は、体や心がリラックスできるとともにストレスを抑える効果もあることは良く知られていますが、136さんの声にも心地よい自然の音や音楽を聴いた時のような心地よい感覚を与えてくれるみたいです。怪談朗読なのに。
【136怪談】おすすめ動画
136階段は膨大な数の朗読がありますので、どの話を聞けば良いのかわからないかもしれません。そこで、筆者おすすめの136怪談をご紹介してみようと思います。
某宗派の僧侶なんですが奇妙でゾッとする恐ろしいご依頼を受けました
先日、ちょっと不思議なご依頼を受けて某塙さんで有名な県に行きました。用件は、はじめて電話を頂いたかたから、最初は「お墓を新しくしたから骨壺(骨)を移動させたいので来てほしい」 というものでした。俗に言う墓石の「魂抜き」から「魂入れ」をしてほしいということでしたが、当宗派ではそういうことは基本的にやってないので一旦お断りしました…。
「某宗派の僧侶なんですが奇妙でゾッとする恐ろしいご依頼を受けました」は、チャンネル内で最も再生回数の多い話になります。某宗派の僧侶が、ある夫婦からの依頼を受けて、赴いた家で奇妙な出来事を体験するといった話です。
この話は興味深い話の展開と136さんの適度な間を持った語りが心地よく、怖い話なのに睡眠導入にはおすすめとなります。また、どんでん返し的なラストもちょっと衝撃的です。
保育園【師匠シリーズ】
師匠から聞いた話だ。師匠と僕は市内のとある保育園に来ていた。子どもの声のしない休日の保育園はやけに静かで、こんなところに入っていいのだろうかと不安な気持ちになる。「で、これが問題の写真ですね」師匠の言葉に、全員の視線が床に置かれた一枚の写真の上に注がれる。
それはこの園舎の二階の窓から園庭に向かってシャッターを切った写真であり、雨に濡れてぬかるんだ園庭の中ほどに奇妙な丸い模様が浮かび上がっている様が写し出されている。
師匠シリーズ136怪談朗読では代表的な作品となります。師匠シリーズはオカルト好きの大学生の主人公が、師匠と呼ぶ同じ大学に通う大学院生とのオカルト体験話ですが、師匠の師匠となる「加奈子」さんが登場する話がおすすめです。
この「保育園」は、加奈子さんと師匠がアルバイトしている「小川調査事務所」という興信所に舞い込むオカルト案件の中のお話です。尚、加奈子さんが登場するお話は「師匠から聴いた話だ」で始まります。
幽黄昏迷【夜行堂奇譚】
その日、いつもどおり私は居酒屋のバイトを終えて、最終電車の最後尾の車両へと乗り込んだ。地方都市の最終電車となると、乗っている人間は数えるほどもいない。私はゆうゆうと座席に座ると、目を瞑ってしばらく眠ることにした。
がたん、と大きく揺れた音に目を覚まして、慌てて時計を見ると、いつの間にか三十分以上の時間が経っていた。乗り過ごした、そう思って窓の外へ目をやり、私はようやく異変に気がついた。真夜中だった筈なのに、どういうわけか窓の外の景色は夕暮れに染まり、どこまでも田園風景が広がっていた。
夜行堂奇譚シリーズは「夜行堂」という骨董店を舞台とした摩訶不思議な話がメインですが、この「幽黄昏迷」では「夜行堂」は登場しません。しかし、その世界観に違いはありません。「幽黄昏迷」も怖い話なのに、美しさが感じられる日本らしいお話です。
クリスマスイヴの夜
もう今から15年以上前、俺はベイエリヤのとあるカフェでボーイのバイトをしてた。その店は雑居ビルの最上階にあり、窓からは東京湾の夜景が見れる店。その日はクリスマスイブだった。いつもは常連が多い店も、その日は初めて来店するカップルで賑わっていた。
20時を過ぎた頃、女性が1人で来店した。年齢は30歳前後、髪は長め、プラダのバッグを持ってて雰囲気のある女性だった。なにより抜けるような白い肌の女性だった。メニューを持って行くと「待ち合わせなのでオーダーは後からで」と、俺は持ち場に戻った。
136さんの怪談朗読は、怖い話ばかりではありません。この「クリスマスイヴの夜」は幽霊ものでありながら、切なくなる話です。また、136さんの朗読の特徴である男女を使い分ける声とセリフ、絶妙な間をとったテンポが耳に心地よく響いてBGMも秀逸な1本です。
まとめ:新たな依存症に注意
こちらでは睡眠薬が欠かせない睡眠障害のあなたに、睡眠薬なしでもグッスリと眠ることができると評判の136さんの怪談朗読のご紹介をしてみました。
136さんの怪談朗読は怖い話なのに、グッスリと眠れるから不思議です。なので、睡眠導入として聞く場合は、同じ話を何かも聞かなければならないことになってしまいます。
または、筆者のように136さんの怪談朗読を聞かなければ眠れない、新たな依存症の被害を受けるかもしれません。但し、睡眠薬を手放すことはできるハズですので、騙されたと思って一度お聞きになることを強くおすすめします。
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